どうも、ITマスターです。

トリハダという番組で、とあるジムトレーナーが、ダイエットにきていた老人に、お前には太っているやつの気持ちが分からないと言われたのをきっかけに、このトレーナー、半年で40キロ太ってみて、そこから半年で戻すダイエットを決意した話をやってまして。

フィアンセも家族も、彼は言い出したら聞かないしやり遂げるからと応援。しかし、やはりこの半年で40キロ太るための毎日2万カロリー摂取は、糖尿病ギリギリまできたようで。

食べるだけ食べて運動しない方法で40キロ増量成功ですからね。そりゃ期間的に危ない。

で、いざダイエットを始めるとすぐお腹が空くし、動くのもしんどいと。肥満の人の気持ちがわかったような気がするといいながら、彼はまた半年で元の体重に。

その方法はダイエットとしての知識があれば、それを実践しただけ。だから、意志の問題とだけとらわれるだろうけど、ここで見落としがちなのは、元々太る体質でない人が無理をして太った事実。

そう、1日2万カロリーを取る人間は流石にいないこと。でもまあそれは短期間で太るためであって、肥満は何十年もの生活習慣とも言えますわな…ただ、何十年もかけて肥満になった場合、体質が変わっていることが多い。半年では体質までは変わらない。


一番大事なのは、筋肉の質が有酸素運動に適している持久力の赤筋か無酸素運動の瞬発力の白筋か。

白筋は脂肪ではなく糖分のみ燃やす性質があるので、痩せにくい体質というものが存在する。
筋肉の質を変えるということが、かなり大切。

もちろんこのトレーナーが成し遂げた事はものすごい事。

でも、それはダイエットが意志だけで成功するかどうかを証明したということではなく、彼のもとに通う生徒たちが、このトレーナーは肥満の気持ちを分かってくれているという信頼感、また逆に、トレーナーは身体が重い人の気持ちを理解したプログラムを作れるという部分で、双方の溝を無くした事が一番の功績の様に感じますね。